ニキビ痕にはケア方法がある!?正しいケア方法はニキビ痕の種類によっって違うのです!

ニキビ痕にはケア方法がある!?正しいケア方法はニキビ痕の種類によっって違うのです!

できてしまったニキビ跡って、しつこいくらいなかなか治らないですよね?

ニキビ痕は、ニキビの炎症により周囲の組織がダメージを受け、傷跡として残ってしまった状態です。

本来は、激しい炎症を起こす前にニキビを適切にケアし、ニキビ跡(痕)ができないように予防することがとても重要になります。

しかし、できてしまったニキビ跡に対しては、どのようなケアを行えばよいのでしょうか。

それを今から説明していこうと思います。

ただ、まずはにきび痕についてもう少し深く理解していきましょう!

 

 

ニキビ痕の種類と原因を説明

 

ニキビ痕には、大きく分けると以下の4種類があります。

にきび痕と言っても種類は様々でそれぞれに特徴があります。

そして、それぞれに適したケア方法は異なりますので、自分のニキビ痕がどの種類なのかを理解して、適切なケアを行うことが必要です。

 

 

にきび痕1【赤み】

 

ニキビの炎症によって皮膚組織がダメージを受けると、その部分を修復するために毛細血管が作られます。

その毛細血管を流れる血液により、皮膚に赤みが出るのです。

通常よりも毛細血管が増えるのに加え、炎症のダメージのせいで皮膚が薄くなっているため、通常よりも赤みが目立ちます。

 

にきび痕2【色素沈着】

 

茶色いシミのようなニキビ痕は、メラニン色素によるものです。

「メラニン色素」というと、紫外線との関わりで知られていますが、本来の役割は免疫機能だということをご存知ですか。

メラニンは、紫外線だけではなく炎症や化学物質など、外部の強い刺激から肌を守るための物質なのです。

つまり、良いものなんですね!

ニキビの炎症により活性酸素が発生すると、肌を守るためにメラニンが大量に発生します。

メラニンは表皮で生成されるため、通常なら肌の新陳代謝によって排出されますが、ニキビが治った後の肌は、ターンオーバーが正常に行われず、メラニンが残ってしまう場合があります。  

 

 

にきび痕3【クレーター】

 

肌に凹凸ができる、クレーター状のニキビ痕もあります。

これは、炎症による皮膚組織の破壊が真皮層まで及んだ結果です。

肌で炎症が起こると、白血球がコラーゲンなどの皮膚組織を壊して炎症を抑える、免疫反応がでます。

そして、コラーゲンが破壊されると、新しい皮膚細胞の生成ができなくなる、あるいは生成スピードが鈍くなってしまうのです。

その結果、真皮の修復にムラが生じて毛穴の構造が崩れ、肌に凹凸ができてしまうという訳ですね!

真皮層ではターンオーバーが行われないため、このようなダメージが残りやすいと言えます。

 

 

 

にきび痕4【しこりやケロイド】

 

重度の炎症性ニキビでは、ニキビができていた部分が硬く盛り上がるしこり状の痕や、ミミズ腫れのようなケロイド状の痕になる場合があります。

しこり状のニキビ跡(痕)は、肌の奥深くまで炎症や化膿が進んだのが原因です。

ニキビが治ると、線維芽細胞の働きで真皮の修復が行われますが、その際にコラーゲン線維を作り過ぎて、皮膚が硬くなってしまった状態です。

ケロイド状のニキビ痕は、同じところで何度も化膿を繰り返すことで生じます。

重度の炎症で毛穴の組織は壊滅され、毛穴がない状態で盛り上がってしまった状態です。

 

 

ニキビ跡を改善する為のセルフケアやポイント

 

時間の経過とともにターンオーバーが進むと、ニキビ跡は徐々に目立たなくなります。

ニキビ跡の中にはセルフケアでは治すことが難しいものもありますが、新たなニキビを予防するためにも、以下の4つを意識してください。

 

 

ポイント1. 食生活を改めよう!

 

新陳代謝の促進作用がある栄養素は、人参やホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAや、まぐろやレバーなどに豊富なビタミンB6です。

大豆製品や卵、魚介類に含まれているタンパク質も、新しい皮膚の形成に必須とも言える栄養素です。

また、野菜や果実に豊富に含まれているビタミンCは、コラーゲン線維の生成を促進するほか、抗酸化作用で肌の調子を整えます。

ニキビの悪化を防ぐという点では、皮脂分泌を抑える作用もあるビタミンB群は、特に積極的に摂りたい栄養素です。

逆にそのビタミンB群の吸収を妨げるカフェインは、摂り過ぎに注意しましょう。

なお、ニキビに良くないものの代表とも言えるのが、動物性脂肪と糖分。

これらの摂り過ぎは皮脂腺を刺激して、皮脂の過剰分泌を引き起こします。

 

 

 

ポイント2. 睡眠をしっかり取ろう!

 

睡眠中には、皮膚や筋肉、骨、内臓器官などの発育を担う成長ホルモンが分泌されます。

肌の修復や再生機能であるターンオーバーが順調に行われるためには、この成長ホルモンが必要なのです。

きちんと睡眠をとらないと成長ホルモンが働かないため、肌細胞の修復が進まず、ニキビ痕も改善しにくくなります。

 

 

 ポイント3. 血行促進を促そう!

 

血行が良くなると栄養分が肌の細部まで届き、新陳代謝が高まります。

血行促進のためにおすすめなのが、ウォーキング、ストレッチ、ヨガなどの適度な運動や、ぬるめのお湯にゆったりとつかる入浴です。

特に入浴は、毛穴を開いて汚れを落としやすくし、新たにニキビができるのを予防する効果があるので非常に良い行いです。。

 

 

ポイント4. リラックスできる状態を作ろう!

 

人間の体をコントロールしている自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っています。

起きている時や緊張状態の時には交感神経が、眠っている時やリラックスしている時には副交感神経が優位に働いています。

2つの神経のうち、肌の新陳代謝を活発にするのは副交感神経。副交感神経を活性化することで肌の調子を整え、ニキビ痕の改善につながります。

 

 

 

以上です。

 

本来ニキビは、炎症や化膿を起こした状態で、いきなり発生するものではありません。

初期段階で治しておけば、ニキビ痕はできない、あるいはニキビ痕になったとしても、自然に消えていく程度で済みます。

 

 

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